刀語 第九話 王刀・鋸 読んだ

全12話中の9話目、オウトウ・ノコギリ読み終えました。とうとう3/4まで来たなぁと。

序章はモノローグの否定姫

奇策士とがめは考えることに長けているだけではなく、考えないことに長けているのかも、とつぶやく否定姫。意図的に思考を停止して、集中して考えていくなんて、普通ありえないですが、それだけならギリギリ現実味のあるチートですね。ありそうであり得ない設定を狙ってきた様に思います。それだけで説明がついたらつまらないから、まだ何かありそうですけどね。右衛門左衛門がいないのに話しかけちゃう否定姫が(´・ω・`)ショボーンとしてそうで思わずニヤリw

おさらい説明が詳細

これまでのおさらいが詳細ですね。毎巻ある割に、あんまり飽きが来ないのは不思議です。ぶっ通しで読んだらさすがに邪魔そうですが、毎月刊行だったことを考えると、思い出すのにちょうどいいかも。

ただの羅列なのに語彙が豊富だなぁと思ってしまったのがここ

まずは不承島、…次に因幡、…続いて出雲、…さらに巌流、…そして薩摩、…加えて蝦夷、…それから土佐、…ついには江戸

よくもまぁ接続詞集めたなとw しょうもないとこですが、順に項を挙げることにここまでの語彙は持ち合わせてないので、さすが、と思いました。ロリコンを童子属性としたのもめったに聞かないですわw

王刀は木刀、持ち主は黒髪直毛お姉さん

王刀の持ち主である汽口慚愧のビジュアルはパっと見普通なんですが、ロングの黒髪に刀の波紋をあしらっていて、規律に従う剣士だという中身と相まってますね。アトガタリによれば、西尾維新本人もお気に入りの様です。

蒐集における問題点は、規律に従い、ルールにガチガチなところでした。「剣士が刀無しで戦えるわけがない」と断定して、木刀と防具を装備しなければならないという条件を要求してきました。通常不利になるとは思えないですが、刀語の虚刀流当主・鑢七花であればこそ、不利になりえるのが面白いですね。

真人間に対して人道的に勝負を受けてもらうために、とがめは「まずは将棋で勝負、私が勝ったら刀を賭けて決闘に応じてくれ」というとことまでこぎ着けて、将棋に勝つまでは良かったんですが、そこから先が予想外の枷になってしまった様で。

実力を隠して、接戦を演じて勝利したとがめと違い、武器防具によってパラメータがマイナスになった七花は、汽口慚愧にボッコボコにやられてしまうのでありました。(弱くなった七花との)実力差が大きすぎるのが不公平だと感じたらしく、「心王一鞘流の門下生として迎え入れ、直々に鍛え上げ、その後に改めて正々堂々と対戦。ということでいかが?」と向こうから提案するのでした。提案を飲み、門下生としての修行の日々を重ねることに。こうして、とがめは再戦への奇策を練る時間を得ました。

ちゅう

素人が達人に勝つための策として、「将棋で9番勝負を行い、その勝利数に応じて、真剣勝負の回数を増やす。5勝4敗なら1戦、9勝0敗なら5戦の機会というように。」とした作戦を七花に伝えました。全勝して出来るだけ機会を増やすのかと思ったら、とがめはあえて5勝4敗を狙っていく腹づもりのようで七花は困惑。素人であるほど勝つ確率が上がると言っていて、門下生として修行したのは逆効果になってしまうのでは、と。

そこでとがめが思いついたのは「ちゅう」して忘れさせることでした。

何かさらっと来て、ビックリしたんですけど!!! あんまりに描写が少なくてどういう解釈したらいいか迷うんですが、七花は「全部忘れた」って言ってるから、都合よく胸キュン解釈をしておきます。

「余計なことを考えさせる」奇策

この9戦で稼ぎたかったのは真剣勝負の回数ではなく、「負けパターンも含めた将棋の対戦経験」であり、「9戦目を負けで終える」ことが仕込みでした。

こうして得られた1回きりの真剣勝負。七花は10日間だけの修行で、腕前は赤子のごとく。普通にやったら、二の舞です。ここで奇策発動。真剣勝負が始まった直後にとがめがこうつぶやくのです。

「七六歩」

と。

汽口慚愧はそれに反応して、応じる手を考えてしまう。次の手を考えるだけならそこで終わる話。「三四歩」、と考えた手に応じて、さらにとがめは「二二角成」とつぶやく。返された手に対して慚愧は考えざるを得ない。斬鬼は口に出さず、頭に思い浮かべているだけにも関わらず、とがめはどんどん手をつぶやいていく。目隠将棋どころではない離れ業ですね。凄まじいチートw 手を考え続ける慚愧は真剣勝負の手が止まってしまい、七花に一本取られてしまうのでした。あっけない終わり。

結局、鋸の名の意味が分からず

全体的にマンネリした話でしたね。王刀が王道に通じる、ってのはちょっと予想出来たものの、ノコギリの名の意味が分からないままですね。ルールに乗って、相手が納得する形に拘ったから難しかった蒐集ですが、ルール無用なら1冊分にはならなかったろうなぁという引き延ばし感も薄っぺらく感じてしまう要因かな。

さて、ルール無用なら集められる、と言うのは前幕府が集められなかったことと相反するんですよね。後にどのようにつながるのかなと。

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